HK416の問題点

最近ツイッターのテッポー界隈を騒がせているHK416の問題点について。いつもお世話になっている米軍関係者のM氏から面白い情報を得ることができたので、ここで共有したいと思います。

「M氏って誰だよ」という人へ。彼はM4A1 Block 3の試験に参加していた人物で、情報が一般公開される前にいろいろ詳しく教えてくださった方なので、信頼できる情報源だと僕は考えてます。

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“clone correct” という判断

最近、”clone correct” という表現をよく目にするようになった。例えば、ある実銃パーツを挙げて「このパーツは clone correct でしょうか?」というふうに使われる。

米軍が使っている銃を再現 (clone) する上で、そのパーツに使用例があることを clone correct という。つまり「本物に照らして正しい」ということ。例えば、もし M4A1 Block II を clone するなら、EOTech EXPS3 は “clone correct” だ。この定義で言えば、たとえ滅多に見ないパーツであっても使用例が一つありさえすれば clone correct になる。

同義表現に “kosher” がある。kosher とはそもそも「(食品が) ユダヤ教の定めに従っている」という意味らしいが、そこから転じて現代英語では acceptable とか correct の意味で俗語的に使われる。一語なので non-kosher のように接頭辞をつけて使いやすい。

使用例に基づく「本物同一仕様」の追求 = cloning は、装備系リエナクターにも共通する目標だと思う。我々は、新しいミリフォトに出会うたびに「新たな収穫」を求めている。官品か私物か分からないようなレアアイテムとの遭遇も cloning の楽しみだと思う。

2000年代前半には “m4gery” というワードがよく使われていた。今ではもう死語に近いと思う。これは、米軍の M4 と forgery (ニセモノ) のカバン語である。当時、M4カービンの cloning はこのように呼ばれていたのだ。2000年代といえば、全米で施行されていた Assault Weapons Ban が失効したのが2004年である。失効後はパーツの選択肢が一気に広がり、m4gery の人気に拍車をかけたと考えられる。

近年、米国の銃器産業界でも cloning が流行している。その先駆けはTROYのGAU-5A/Aクローンだったと思う。いわば完成品のレプリカである。その後BrownellsがM16A1クローンを発売し、TROYもColt 723クローン(BHDデルタ仕様)を発表するなど、新モデルが続々とラインナップされている。

クローンモデルの需要はどこにあるのか? 「当時の米軍が使っていたカッコいい銃が欲しい」という純粋なリエナクト/コレクション目的のほかに、「退役した父が現役時代に使っていた銃を贈りたい」というメモリアル目的で購入する層がいると聞いたことがある。

「A社の製品はB部隊で使用例があるよ」というやりとりは、典型的な cloning の初期過程である。ミリフォトで使用例が出た途端に価値が上がる製品もあるようだ。我々のクローニング精神はどこに由来するのだろうか?

試験運用

気分転換に WordPress.org から WordPress.com に乗り換えて試験運用してみます。

元のブログはいずれ消すつもりですが(維持費が掛かるので)、一部の記事はここに再掲しようと思います。

ちなみに写真は地元の森林公園。